スカイプ英会話への思い

最近スカイプ英会話のブームも勢いを失っているのではないでしょうか。よくネットで目にしていた広告もずいぶん減ってきた気がします。正直なところ、スカイプ英会話のブームは下火になって当たり前だと思っています。広告だよりのビジネスが長続きするはずがありません。私がこういっていることには理由があります。

ネット広告合戦を繰り広げていた大手スカイプ英会話事業者のサービスというのは、決して英語教育というものではありません。第一に、いつでも大勢の講師の中で好みの講師を選んで予約をすれば英会話レッスンができるとアピールしています。が、これは先生と生徒との何の関係性を持たない、生徒さんの自由さばかりを強調していています。ここに教育や学習の要素はまったくありません。オンライン英会話サービスというより、オンライン出会いサービスという印象を受けるのは私だけでしょうか。

第二に、フィリピン講師の質の問題です。大量の講師たちの中から好きに選ぶということですが、英会話の場合大事なのは、講師の数ではなく「質」です。なのに、講師はフィリピンの有名大学の学生さんというのはあまり無責任だと思います。なぜなら、フィリピンは中学、高校合わせて4年制であり、大学1年生は16歳なわけです。いい年をした大人が16歳のパート講師に英語を習っている光景を考えてみてください。

 

このようなビジネス優先のやり方さえ正せば、スカイプ英会話の仕組みは、英会話を身につけたい方々にとって大変ありがたいシステムだと思います。これほど便利で効果的な仕組みは他に思いつきません。ですから、私自身スカイプ英会話サービスの「オンエアイングリッシュ」まで立ち上げたわけです。オンエアイングリッシュにはバイト講師は一人もいませんし、レッスン時間を決めて、担当の講師と規則正しく丁寧に英会話が学べる環境を提供しています。

このようなごく当たり前なやり方がなぜかスカイプ英会話サービス業界では、最大の差別化要因になっています。